2010年4月3日土曜日

世界初のPC論争

ITメディアから引用したYahooニュースが、「世界初のPCをつくったエド・ロバーツが亡くなり、関係の深かったビルゲーツが悲しんでいる」と言っているのだがどーも僕の記憶と違う。

最初のPCが何かというのは、教科書に書いていないこともあって人によって微妙に異なっていたりする。例えば僕が中学生だったとき、NECのTK-80が世界初のPCだとする夏休み自由研究があったりしたものだ。それはさすがに暴論だわ。

Wikipediaだけとっても、日本語版はエドロバーツのアルテアが最初としているけど、英語版は"The first complete personal computer was the Commodore PET"としていて、それ以前の歴史は1960年代頃からの流れを漠然と追っている。

このページに書いてあるのがなんだか僕らのように、Microsoftの支配が確立する前からPCに触れていた人たちの気分を表しているだろう・・・

Unfortunately for computer history buffs, the Altair is often mistakenly called the first personal computer by Microsoft-loving journalists who don't know any better.


このページではSimonとかいう超ふるいコンピュータを初のPCとしていて、それかどうかはわからない。とにかく「最初のパーソナルコンピュータ」選びは、単なる定義の問題になってしまうのだが、定義を突き詰めるとどうやっても、「最初にMicrosoftのソフトウェアが走ったコンピュータ」であるアルテアにはならないようだ。定義によって、それがなんであるかは人によって異なる。ただ一つ誰もが認める解答がある。「世界で初めて、商品としてきちんと売り物になったパーソナルコンピュータはなんであるか」それはApple IIであって、間違いない。

しかし現在、Microsoftが「Altairが世界最初のパーソナルコンピュータだ」と言っている。怠惰なマスコミは、それの裏を取ろうともしないだろう。そうやって勝者の歴史が作られていく、その過程を、アンチマイクロソフトの人々はこの20年間なんども見せつけられてきた。

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