2010年6月1日火曜日

議会って

フランスの議会は、日本語で言うと元老院と国民議会からなる。前者はle Sénat、後者はAssemblée nationaleと言う。前者の語源は古代ローマの元老院Senatusなのだそうだ。アメリカの上院もthe Senateで、この用語に対応しているが、フランス語のSénatは格式重視で実質的権限の薄い議会である意味を汲んでラテン語の語源を残しているように思うがアメリカではもとの語源は消えているように見える。これがフランス語と英語の、ラテン語からの距離の違いかとも思った。もしくはもしかしてアメリカは、語源通りの意味を理解していながらかつthe Senateが優越すると言うシステムを構築したのだろうか?ラテン語senatusの語源はsenex='old man'とのことだ。

Wikipedia(英語版)をチラ見したら、house of representativesというアメリカ、日本っぽい呼称よりもnational assemblyというフランスっぽい呼称をとる国のほうが多いようだ。例えば韓国はそうらしい。これは意外だった。house of commonsって言ってるのはイギリスの他カナダしかないみたい。

ところでイギリスの上院はthe House of Lordsで、そのまんま貴族院だ。日本の戦前の貴族院はthe House of Peersと言って、なぜかイギリスと同一名称にしていない。peer自体はイギリス貴族を指す言葉であるらしい。フランス元老院は戦後共和国参議院と称していたことがあったそうで、そのころConseil de la Républiqueと言っていたそうだ。日本の参議院はthe House of Councilorsだから、この用語に対応している。councilは普通に少しフォーマルな会議とかいう意味だと思うが、ここからして現在の日本の参議院のよく意味の分からない立場を表しているかも。

現在ではフランス元老院の権限はとても小さく、実質一院制らしい。イギリスだって当然そうだ。フランスなどは今の日本のような第四共和政の混乱の末に今の制度にたどり着いている。日本にも、二院もある必要はあるまいよ・・・

最近、在日と民主党の扇情的な攻撃に日夜精を出しているネトウヨを見るにつけ、政治を行うのはやっぱり国民全員の合意とかでなく、ある程度知性を発揮した人に任せる方針の方がよいような気がしている。まあ民主党は確かにだめだったけど。

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