2010年5月2日日曜日

英語教育

http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51454067.html<br>

コメントの中に広く見られる意見に、一般的に日本人は英語を必要としない(英語をしゃべらなくても失業の危機に瀕しないし、日本語だけで大学教育まで可能だがそんな言語は少ないのだ、という主張)というのが多い。うーんちがうとおもう。日本の英語教育の問題点は、こんなに教育したのに「みんな」英語がしゃべれないこと、じゃくて、「エリート層が」英語がしゃべれないことじゃないか。

「英語がしゃべれなくても日常生活別にこまらない」一般階層ではそうだ。ではエリートはどうか。たとえば僕のような研究者は英語できないと、同分野の研究者と国際学会で会っても話すらできない。知識の共有も、お互いに高め合うことも何もできないわけだ。論文の投稿もできない。日本人の論文は、英語が下手くそであることだけを理由にリジェクトされることもあると聞く。また医者であれば、英語を理解しなければ世界最先端の知識を共有できない。1990年代から世界の臨床のあり方を変えてしまったEBMが、いまだに日本に浸透していないのは、末端の医者が英語がわからず、世界が変わったことを理解できていないことが大きいのではないかと思う。これらは僕が経験した職業だが、それ以外でもビジネスマンも銀行員も世界の人と電話で話して商談しなければならないだろう。お互いに言語的コミュニケーションで理解し合える会社とそうでない会社があった場合、他の条件が同等ならば理解し合える会社と契約を結ぶのが人情ではないか。日本くらいの規模の国なら官僚だってどこででも海外と接触することがあるだろう。

こーゆう人たちが、自分の仕事をしつつかつ英語の勉強を、仕事はじめてからしなきゃいけないのが今の日本の現状だ。だから同じ能力があっても英語ができない分、世界の他の国(たとえば中国)の同レベル同職種の人に比べて不利になっている。それが、インターネットの後世界中の距離が狭くなって、昔よりもっともっと英語が使われるようになった現在、日本が置いていかれているひとつの原因なのではないかということが問題なのであって。

あと日本語が英語から遠いのが原因だという意見は、韓国人の(エリートの)英語力が躍進したことによってほぼ論破されたとみなされて良いのでは。

0 件のコメント:

コメントを投稿